第3楽章 死についての諸観念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 16:32 UTC 版)
「交響曲第3番 (諸井三郎)」の記事における「第3楽章 死についての諸観念」の解説
アダージョ・トランクイロで、オルガンのト音を土台にオーケストラが上行する賛歌風の動機を奏し、荘厳な展開の後トランペットによる印象的なファンファーレを導きだす。アンダンテ・トランクイロと、ややテンポを速め、音楽は静かなフガートに入る。やがてクラリネットと弦とオルガンに慈愛に満ちた美しく印象的な旋律がハ長調で現れる。弟子の柴田南雄はこの旋律を「人類の祈りの歌」と呼んでいる。この旋律は次第に厚みを増し、金管とオルガンによって変ロ長調で荘厳に奏でられ、穏やかに終結する。
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