第2部「黄金時代」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 06:21 UTC 版)
第1部より50年後。それまで長きにわたって各地の大都市上空にあったオーバーロードの宇宙船は、ニューヨーク上空のものを除いて忽然と姿を消す。ニューヨークの郊外に降り立ったオーバーロードは、約束通り全世界の人々の前に生身の姿を見せる。その姿形は地球人がこれまで宗教画などに描いてきた悪魔とまったく同じ、という衝撃的なものであったが、やがて地球人たちはその姿を受け入れ、オーバーロードと共存しつつ、オーバーロードによって与えられた平和で豊かな生活を享受する。その反面、地球人独自の文明進化の試みは抑制され、特に宇宙開発が禁じられたことに不満を持つ人々がいた。そのひとりの天文学者、ジャン・ロドリックスは、オーバーロードの母星に密航しようと企て、彼らの宇宙船に積み込まれたクジラの剥製標本に潜り込む。
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