第2の「(ヨーロッパ人の)原郷」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 14:15 UTC 版)
「クルガン仮説」の記事における「第2の「(ヨーロッパ人の)原郷」」の解説
ギンブタスは、ヨーロッパにおけるクルガンを伴う球状アンフォラ文化は、第2の「原郷」であると考える。それが紀元前2300年前後にヨーロッパ中部及び南西部に広がる鐘状ビーカー文化と中・北欧に見られる縄目文土器文化に分離し、究極的にラテン人、ケルト人、スラヴ人、ゲルマン人など(そしておそらくバルト人も)になっていった。一方、その他のヨーロッパ民族では、一部消滅したものもあったが、バルカン半島や中欧の諸民族、ギリシャに侵入した原ミケーネ人も前述の球状アンフォラ文化の担い手であった可能性があると考えている。
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