第162機甲師団 (イスラエル国防軍)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第162機甲師団 (イスラエル国防軍)の意味・解説 

第162機甲師団 (イスラエル国防軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/14 04:01 UTC 版)

第162師団
אוגדה 162(Ugda 162)
162nd Division
創設 1971年
所属政体 イスラエル
所属組織 イスラエル国防軍
部隊編制単位 師団(ウグダ)
兵科 機甲科英語版
装甲部隊
兵種/任務 現役機甲師団
通称号/略称 アブトゥバ・ハ=ペラダー
(鋼鉄部隊)
עוצבת הפלדה
(Avtbah Ha-Plada)
上級単位 中央軍(~2015.12)
南部軍(2016.01~)
最終上級単位 参謀総長
(指揮系統上)
イスラエル陸軍指揮本部
(兵科上)
戦歴
テンプレートを表示
画像外部リンク
師団インシグニア(ヘブライ語版Wikipedia)

第162師団(だい162しだん、ヘブライ語: אוגדה 162(Ugda 162),英語: 162nd Division)は、イスラエル国防軍師団の一つである。

南部軍所属の現役機甲師団。通称として「アブトゥバ・ハ・ペラダー」(鋼鉄部隊、עוצבת הפלדה(Avtbah Ha-Plada))という名称も使われる[1]第四次中東戦争第一次レバノン戦争第二次レバノン戦争に参加した。

部隊名について、ヘブライ語を直訳すると単に「第162師団」だが、多くの資料では「第162機甲師団」としているので本文もそれに従う。

概要

2015年末時点の第162機甲師団編制表(英語)。

南部軍管轄化の機甲師団で、イスラエル陸軍指揮本部(GOC Army headquarters)の指揮下にある。

1973年の第四次中東戦争時には予備役部隊であったが、アブラハム・アダン少将の指揮下においてシナイ半島での激戦を戦った。

2006年のレバノン侵攻作戦では、リタニ川以南のレバノン南部地域でイスラム教シーア派民兵組織であるヒズボラとの戦闘に従事した。

2015年末までは中央軍の指揮下にあったが、2016年1月にイスラエル国防軍の長期再編計画(ギデオン計画)の一環として南部軍指揮下に移動した。

訓練を行う第417歩兵旅団の兵士

所属部隊

「境界防衛作戦」(2014年のガザ侵攻)におけるメルカバMk.IV戦車。向かって右側フェンダーの識別マークと砲身の白線から、本車が第401機甲旅団の第3大隊(第9戦車大隊?)に所属することが分かる。
ガザ境界線付近で2014年7月27日撮影。

2015年末時点

2016年1月以降


2016年の南部軍管区への移動の際、クフィル歩兵旅団は中央軍に残り第340機甲師団英語版の指揮下に入った。また第417"ヨルダン・バレー"歩兵旅団ヘブライ語版は中央軍司令部直轄部隊となった。

同時に、これまで南部軍に所属していた第366師団英語版北部軍管区に移動し、第366師団に属していたギヴァティ歩兵旅団は南部軍に残り第162機甲師団の指揮下に入った。

脚注

出典

  1. ^ ヘブライ語版Wikipediaの記事名も「鋼鉄部隊」(he:עוצבת הפלדה)である。
  2. ^ a b c d Katz, Yaakov (2012年2月9日). “Artillery drill aims to solve last war's issues”. The Jerusalem Post. http://www.jpost.com/Defense/Article.aspx?id=257065 2015年9月22日閲覧。 

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第162機甲師団 (イスラエル国防軍)」の関連用語

第162機甲師団 (イスラエル国防軍)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第162機甲師団 (イスラエル国防軍)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第162機甲師団 (イスラエル国防軍) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS