第133回直木三十五賞
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「ベルカ、吠えないのか?」の記事における「第133回直木三十五賞」の解説
『ベルカ、吠えないのか?』 は、2004年12月から2005年5月の間に発表された作品の中から第133回直木三十五賞(2005年上半期)の候補作となった。同時に候補に挙げられたのは、『逃亡くそたわけ』(絲山秋子)、『ユージニア』(恩田陸)、『花まんま』(朱川湊人)、『むかしのはなし』(三浦しをん)、『となり町戦争』(三崎亜記)、『いつかパラソルの下で』(森絵都)で、朱川以外の6人は初候補であった。 初候補の6人には、2004年から2007年までの「本屋大賞」で上位に入っているという共通点があり、この時期には彼らの作品が書店員の間で高く評価されていた。ただし、直木三十五賞の選考ではこの6人の作品に対して否定的な見解が強かった。 結局この回の受賞者となったのは、第130回直木賞(2003年下期)についで2回目の候補だった朱川湊人(『花まんま』)であった。朱川の作品は「本屋大賞」での支持こそ低かったものの、直木三十五賞の選評では選考委員からこぞって高く評価された。 なお、古川は直木三十五賞の候補になった際に「胃潰瘍でぶっ倒れた」といい「人には向き不向きがあります」と述懐している。
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