種と標本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/24 02:22 UTC 版)
プルリデンス・ワルケリのタイプ標本は BMNH R14153 であり、マーストリヒチアンにあたるニジェールの Ilatarda 山に近い Farin-Doutchi 累層から発見されたほぼ完全な歯骨である。Lingham-Soliar (1998) では、カンパニアンにあたるナイジェリア南部のカラバルに近い Nkporo 累層から産出した、一部の歯が残った断片的な歯骨の BMNH R9804 もまたプルリデンス・ワルケリに割り当てられている。ナイジェリアの標本 BMNH R9804 は膨大な歯の組を持つといったプルリデンス・ワルケリを特徴づける数多くの派生的な形質が存在しなかったため、Longrich (2016) により自身の種に再分類された。カラバルで発見された歯骨は、BMNH R14153 に見られる極端な水平方向の突出と亜円形の断面、歯の覆いの横方向の拡張を欠く。同論文で新種はプルリデンス・カラバリアと命名され、プルリデンス・ワルケリの直系の祖先と考えられている。
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