福澤諭吉と演説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 10:17 UTC 版)
『学問のすすめ』第12編の中で、「演説とは英語にて“スピイチ”といい、大勢の人を会して説を述べ、席上にて我思ふ所を人に伝ふる法なり。・・・この法の大切なるは論を俟ず。今世間にて議院などの説あれども、仮令ひ院を開くも、第1に説を述べる法あらざれば、議院も其の用を為さざる可し。」と述べており、その重要性を説いている。“スピイチ”を演説、“ディベイト”を討論と翻訳したのは福澤であり、小泉信吉がスピイチの方法と重要性を説いた英語冊子を福澤に示したところ、福澤がそれを認めその冊子を翻訳したときに生まれた言葉である。出典は鳩摩羅什訳の漢訳仏典から。
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