祝勝歌の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:22 UTC 版)
「ピューティア第四祝勝歌」の記事における「祝勝歌の構成」の解説
『ピューティア第四祝勝歌』は、ストロペー、アンティストロペー、そしてエポドスの三つの節がまとまって一単位となり、このような単位(スタンザまたはトリアースと呼ぶ)が13回繰り返される。全体は、内容からすれば、次のような構成になっている。 序詩 (トリアース1・ストロペー1) メーデイアの予言の言葉 (アンティストロペー1 よりアンティストロペー3) アルケシラースへの呼びかけ・金羊毛への話の切り替え (エポドス3) アルゴナウタイの物語 (ストロペー4 よりアンティストロペー11) ミニュアース人の物語と主題の移行 (エポドス11 よりアンティストロペー12) アルケシラースへの称賛・助言とダモピロスの取りなし (エポドス12 よりエポドス13) この構成区分のなかで、「ストロペー4」、「アンティストロペー3」、「エポドス12」等と記しているのは、それぞれ、「第4トリアースのストロペー」、「第3トリアースのアンティストロペー」、「第12トリアースのエポドス」の意味である。正確には、「トリアース4・ストロペー4」であるが、略してストロペー4 と表記している。トリアース(Trias)は「三つ組」の意味で、ピンダロスの祝勝歌でのスタンザの単位節である。『第四ピューティア祝勝歌』は、第13トリアースが最後のスタンザである。
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