祖父 (狂言面)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/21 02:11 UTC 版)
Jump to navigation Jump to search祖父(おおじ[1][2][3][4][5]、おじ[6])は、狂言において用いられる狂言面のひとつ。男性の老人を表現する面であり、時として百歳を超える長寿と設定されることから[2]、深く刻まれたシワや[7]、抜けた歯などが特徴となっており[8]、『枕物狂』[2]、『腰祈』[5]、『老武者』、『財宝』などの演目で使用される[1]。
能楽とは異なり、狂言は通常、直面(ひためん)と呼ばれる面を付けない状態で演じるが、演目によって現生の人間以外の存在を演じる場合や、現生の人間であってもその性格が誇張された人物を演じる場合には、狂言面と称される仮面を用いる[4][9]。祖父は、乙(乙御前)などとともに、人間を演じる場合に用いられる数少ない狂言面のひとつである[4][9]。
脚注
- ^ a b 大辞林 第三版『祖父』 - コトバンク
- ^ a b c 日本大百科全書(ニッポニカ)『枕物狂』 - コトバンク
- ^ “能面 祖父”. 彦根市/彦根城博物館. 2018年5月14日閲覧。
- ^ a b c “玄正能面ギャラリー 祖父 Ooji”. 樋口玄正. 2018年5月14日閲覧。
- ^ a b “狂言ワークショップ 入場無料 平成25年2月23日(土) (PDF)”. 能楽の里文化交流会館/ケインドレイク. 2018年5月14日閲覧。
- ^ “きょうげんめん おじ 狂言面 祖父”. 奈良国立博物館. 2018年5月14日閲覧。
- ^ “楽しい狂言面入門”. 福岡市博物館. 2018年5月14日閲覧。
- ^ “鬼も笑う? 狂言の世界 彦根城博物館で企画展”. 産経新聞/産経デジタル (2016年9月24日). 2018年5月14日閲覧。
- ^ a b “能と狂言 ⇒ 狂言の装束と面 ⇒ 面”. 宮崎県教育情報通信ネットワーク. 2018年5月14日閲覧。
「祖父 (狂言面)」の例文・使い方・用例・文例
- 祖父はしばらく前に亡くなりました
- 祖父は年のせいで腰が曲がっている
- 僕は祖父が死ぬ前に彼と心を通わせた
- この勲章は妻の祖父から妻へと代々受け継がれてきたものです
- 祖父は安らかに一生を終えた
- 祖父は1997年に死んだ
- 彼女の祖父は戦死した
- 祖父は家族というものはいっしょに住んで助け合わなければならないという信念に固執した
- 寒さが身にこたえ始めたので,祖父母はフロリダに引っ越した
- 彼は祖父の名にちなんでマーチンと名づけられた
- 私の祖父はいい人でした
- 父方の祖父は80歳になります
- 私の祖父はもうすぐ70歳なのだが気持ちはとても若い
- 彼は彼の祖父にまったくよく似ている
- 祖父は最近外出することがどんどん少なくなってきた
- 私たちの祖父はここに埋葬されている
- 彼女は祖父のトランクから古い本を持ち上げて取り出した
- 祖父は何よりも自分の犬をかわいがった
- 祖父は老衰で死んだ
- 父方の祖父
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