石上げ祭り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/21 02:59 UTC 版)
毎年8月の第一日曜日に行われる祭りで、尾張三大奇祭のひとつである。 昔、ある信者が尾張富士へ登り、参籠祈願を行った。その夜、夢枕に木花開耶姫命があらわれ、尾張富士と隣りの本宮山を比べると尾張富士がやや低いことを嘆いたという。そこで、この信者は木曽川の大石を尾張富士の山頂に積み上げると、信者の願いがかなったという。このことを聞いた五郎丸村(現犬山市)の村民が尾張富士に大石を奉納し、富貴長命、子孫繁栄、五穀豊穣を祈願したという。これが周辺の村にも伝わり、盛大に行われるようになったという。 この「石上げ祭り」が行われ始めた時期は不明であるが、1836年(天保7年)ころから現在の形になったという。
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