睚眦
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睚眦(がいさい、拼音:Yázì)は、竜生九子の一つ。ヤマイヌの首をもち、気性が激しく荒く、争いや殺す事を好む。よって、刀の環(刀を佩びるための輪)や、剣の鯉口、武器や罪人を処刑するための鎌や矛に彫られ、古代(三国志時代)には軍旗などの図案に多く用いられた。
『睚』の字の由来は目のきわ、『眦』は目のわずかに開きはじめた部分、で、どちらも、まなじりや目じりという意味である。また、どちらに字にも『にらむ』という意味があり、転じて『睚眦』には『目を怒らして見る。にらむ』という意味があり、転じて『わずか』という意味もある。史記・范雎伝にある『睚眦之怨』(がいさいのうらみ)は、ちょっとにらまれた程度の恨み、という意味である[1]。
脚注
- ^ 鎌田正、米山寅太郎 『新版 漢語林』(六版)大修館書店、1999年4月1日 (原著1994-4-1)。ISBN 4469031070。
関連項目
- >> 「睚眥」を含む用語の索引
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