眼内レンズの選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 20:10 UTC 版)
眼内レンズの度数決定は眼軸、角膜曲率半径、眼内レンズの固有の定数、患者の生活スタイルによって決められる。術前正視だった人は遠方あわせに、近視だった人は近方あわせにすることが多い。強度の近視の場合には、軽度の近視にあわせることもある。また片眼のみしか手術をしない場合には、不同視を避けるために手術を行わない方の眼の屈折値に合わせる場合が多い。 術後目標屈折値にあう眼内レンズの度数の計算方法は様々あり、SRK、SRK-II、SRK/T、Holladay、Hoffer-Qなどがある。各種検査の誤差、眼内レンズの固定の具合などにより、度数ずれを起こすことがある。また近視矯正手術を行っている眼は上記計算式では、対応しきれず度数ずれすることが知られており、術前の角膜形状解析のデータがあった方がよいとされる。
※この「眼内レンズの選択」の解説は、「眼内レンズ」の解説の一部です。
「眼内レンズの選択」を含む「眼内レンズ」の記事については、「眼内レンズ」の概要を参照ください。
- 眼内レンズの選択のページへのリンク