百足退治伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 05:04 UTC 版)
「俵藤太物語」にみえる百足退治伝説は、おおよそ次のようなあらすじである。 琵琶湖のそばの近江国瀬田の唐橋に大蛇が横たわり、人々は怖れて橋を渡れなくなったが、そこを通りかかった俵藤太は臆することなく大蛇を踏みつけて渡ってしまった。大蛇は人に姿を変え、一族が三上山の百足に苦しめられていると訴え、藤太を見込んで百足退治を懇願した。藤太は強弓をつがえて射掛けたが、一の矢、二の矢は跳ね返されて通用せず、三本目の矢に唾をつけて射ると効を奏し、百足を倒した。礼として、米の尽きることのない俵や使っても尽きることのない巻絹などの宝物を贈られた。竜宮にも招かれ、赤銅の釣鐘も追贈され、これを三井寺(園城寺)に奉納した。
※この「百足退治伝説」の解説は、「藤原秀郷」の解説の一部です。
「百足退治伝説」を含む「藤原秀郷」の記事については、「藤原秀郷」の概要を参照ください。
- 百足退治伝説のページへのリンク