登舷礼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 03:30 UTC 版)
艦の出航における登舷礼では見送る隊員が互いに正帽を振る『帽振れ』が行われている。 手順は「帽振れ」の号令で正帽の鍔を右手で持って脱帽、その後頭上(斜め前)でゆっくり回し、「帽元へ」の号令で礼を終了する。 出航以外にも、宇宙飛行士に選出された金井宣茂一等海尉が退職する際や、不祥事で辞任することになり栄誉礼を辞退した吉川榮治の離任式など、退職時の見送りとしても行われている。 イギリス海軍では見送りの際に相手に帽子の上を向けて時計回りに回す見送りが行われており、大日本帝国海軍では帽子の上は向けずに右手で持って頭の上で回す礼として導入され、海上自衛隊でもほぼ同じ礼が行われている。なお大日本帝国海軍では3回以上連続して回し、持つ位置や速さには個人差があった。 民間船への見送りとしても行われることがあり、父島基地ではおがさわら丸が出港する際に基地の隊員が帽振れで見送ることがある(時間や業務の都合で来ないこともある)。
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