発見と構造決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 08:29 UTC 版)
1962年にH. Erdtmanらによってアラスカイエローセダー (Chamaecyparis nootkatensis) の心材のアセトン抽出物から単離され、ノートカトンと命名された。Erdtmanらはユーデスマン骨格の構造を提案したが、これは誤りであった。 1964年にWilliam D. MacLeodらによりグレープフルーツジュースおよび果皮油から発見され、グレープフルーツの香りに大きく寄与している化合物であることが判明した。そして翌年MacLeodによってエレモフィラン骨格を持つ正しい構造が決定された。 なお、ベチバーの精油に含有されるα-ベチボンはノートカトンと二重結合の位置が一箇所異なるだけの異性体である。
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