発売から終焉まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 09:46 UTC 版)
1985年4月23日、新しい味になったコカ・コーラはCOKEの書体も一新し、アメリカ合衆国とカナダにて「ニュー・コーク」(NEW Coke)という名で大々的なキャンペーンと共に登場した。しかし、新旧の味を併売せずに全て新しいフレーバーに入れ替えたため、消費者から「昔の味を返せ」と抗議が殺到。わずか3ヶ月後の同年7月11日には、元の味のコカ・コーラが「コカ・コーラ・クラシック」として再発売される結果となった。 この時ペプシは、スーパーの売り上げでコカ・コーラを抜いた。それに合わせ旧コカ・コーラに味の近い「サバンナ・コーラ」の開発が行われていたが、原材料の問題から発売されずに終わっている。 その後「ニュー・コーク」は多くの市場から姿を消したが、人気のあったアメリカの一部地域では販売が継続され、1992年には「COKE II」に改称し、2002年7月まで販売されていた。 なお、「ニュー・コーク」の販売終了後も「コカ・コーラ・クラシック」の名称はそのままとなっていたが、2007年4月にカナダにおいて元の名称である「コカ・コーラ」に変更され、他の地域でも順次変更された。ただし、一部の地域では現在も「コカ・コーラ・クラシック」の名称を継続使用している。
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