田中空 (ボクサー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/13 01:08 UTC 版)
基本情報 | |
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本名 | 田中 空 |
通称 | ハマのタイソン |
階級 | ウェルター級 |
身長 | 165cm |
リーチ | 166cm |
国籍 | ![]() |
誕生日 | 2001年6月1日(23歳) |
出身地 | 神奈川県川崎市 |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 3 |
勝ち | 3 |
KO勝ち | 3 |
敗け | 0 |
田中 空(たなか そら、2001年6月1日 - )は、日本のプロボクサー。神奈川県川崎市出身。大橋ボクシングジム所属。
父は元日本ミニマム級2位の田中強士、大叔父は元日本ミニマム級王者の田中昇。
来歴
ボクシング一家に生まれ、3歳からボクシングを始めた。神奈川県横浜市にある武相高等学校に入学しアマチュア3冠。東洋大学に進学してからは2022年国体優勝などの実績を作った[1]。
アマチュアキャリア
2018年3月22日、宮崎市の宮崎市総合体育館にて、森本浩(作新学院)と第29回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトウェルター級準決勝戦で対戦し、2回RSC勝ちを収め、決勝戦進出を果たした[2]。
2018年3月23日、宮崎市の宮崎市総合体育館にて、高橋麗斗(湘南)と第29回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトウェルター級決勝戦で対戦し、3-2の判定勝ちを収め選抜優勝を果たすと共に、この大会最高賞に相当する「JOCジュニアオリンピックカップ」を受賞した[3]。
2019年3月27日、前橋市のALSOKぐんま総合スポーツセンター・サブアリーナにて、由良謙神(芦屋学園)と第30回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトウェルター級準決勝戦で対戦し、5-0の判定勝ちを収め、決勝戦進出を果たした[4]。
2021年11月26日、東京の墨田区総合体育館にて、秋山佑汰(自衛隊)と全日本選手権ウェルター級2回戦で対戦し、0-5の判定負けを喫し、敗退した[5]。
2022年11月24日、東京の墨田区総合体育館にて、齋藤英豪(駒澤)と2022年度全日本ボクシング選手権大会ウェルター級2回戦で対戦し、5-0の判定勝ちを収め、準決勝戦に進出した。
2022年11月26日、東京の墨田区総合体育館にて、脇田夢叶(日体大)と2022年度全日本ボクシング選手権大会ウェルター級準決勝戦で対戦し、1回1分39秒RSC負けを喫し、敗退した。
2023年6月10日、東京の後楽園ホールにて、日向(拓大)と第76回関東大学ボクシングリーグ戦 東洋大vs拓大で対戦し、1回1分24秒RSC勝ちを収めた[6]。
2024年4月2日、東京の後楽園ホールでB級プロテストを受験し合格した[7]。
プロキャリア
2024年6月25日、東京の後楽園ホールにて、キム・ドンヨンとウェルター級6回戦を行い、初回1分8秒TKO勝ちを収め、プロデビュー戦を白星で飾った[8]。
2024年10月17日、東京の後楽園ホールにて、OPBFウェルター級11位のチャン・サーラーと67.1kg契約8回戦を行い、2回1分42秒TKO勝ちを収めた[9]。
2025年3月25日、東京の後楽園ホールにて、アドール・トーレスとウェルター級8回戦を行い、4回1分53秒TKO勝ちを収めた[10]。
人物
- 元世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソンに憧れており、「大きな相手を次々と倒すところがすごいし、自分のスタイルを貫く生き方に憧れます。タイソンのようなボクシングを目指しているので、たまに映像を見て動きをまねしています」と語っている[11]。
- 日本人初のウェルター級世界王者を目指している。
戦績
- アマチュアボクシング:66戦 58勝 (39RSC) 8敗
- プロボクシング:3戦 3勝 (3KO) 無敗
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
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1 | 2024年6月25日 | ☆ | 1R 1:08 | TKO | キム・ドンヨン | ![]() |
プロデビュー戦 |
2 | 2024年10月17日 | ☆ | 2R 1:42 | TKO | チャン・サーラー | ![]() |
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3 | 2025年3月25日 | ☆ | 4R 1:53 | TKO | アドール・トーレス | ![]() |
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テンプレート |
獲得タイトル
- アマチュア
- 第29回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトウェルター級 優勝
- 第30回全国高等学校ボクシング選抜大会ライトウェルター級 優勝
- 2022年度全日本ボクシング選手権大会ウェルター級 銅メダル
- 2023年度全日本ボクシング選手権大会ウェルター級 優勝
- 2018年度ASBCアジアユース選手権大会ライトウェルター級 銅メダル
表彰
- アマチュア
- 全国高等学校ボクシング選抜大会
- JOCジュニアオリンピックカップ
- 全日本ボクシング選手権大会
- 敢闘賞(2023年)
- プロ・アマチュア年間表彰(アマチュアボクシング部門)
- 新鋭賞(2017年)[12]
脚注
- ^ “【ボクシング】東洋大の「ダブル田中」、アマ6冠の田中将吾とアマ5冠の「横浜のタイソン」田中空が大橋ジムからプロ転向”. サンスポ (2024年3月13日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “田中空らが新世代築く高校ボクシング”. ボクシングモバイル (2019年3月22日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “JOC杯は田中空と入江聖奈が獲得 アマ高校選抜決勝”. ボクシングニュース (2018年3月23日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “高校選抜きょう決勝 3冠の田中将吾ら順当勝ち”. ボクシングニュース (2019年3月28日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “ボクシング世界選手権代表の秋山佑汰が圧勝発進「大きな勲章取りに行く」”. スポーツ報知 (2021年11月26日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “[ボクシング接戦を勝ち切り拓大に7-2で勝利!いざ、全勝対決へ。]”. スポトウ (2023年6月23日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “アマ7冠の坂井優太ら精鋭6人がプロテスト合格 あすのボクシング界を担うホープたちの物語”. ボクシングニュース (2024年4月3日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “期待の逸材 坂井優太がTKOデビュー、田中空、田中将吾、大橋蓮も初陣飾る”. ボクシングニュース (2024年6月25日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “【ボクシング】“ハマのタイソン”田中空が2連続KO勝利 東洋太平洋ランカーも早々に粉砕”. 日刊スポーツ (2024年10月17日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “今永虎雅がピニリに判定勝ち、日本王座前哨戦飾る 坂井優太、田中空、田中将吾勝つ”. ボクシングニュース (2025年3月25日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “ボクシング高校選抜2連覇の田中空 マイク・タイソンに憧れ、勝負勘抜群”. 高校生新聞ONLINE (2019年7月30日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ “堤駿斗らにアマ年間賞受賞者が決定”. ボクシングモバイル (2018年2月8日). 2025年4月2日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 田中空 (@sora.boxing) - Instagram
- 大橋ボクシングジム:田中空
- 田中空の戦績 - BoxRec
- 田中空_(ボクサー)のページへのリンク