田中正玄家訓13条
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正玄は、父・正長が慶長3年に佐渡金山奉行として任地へ赴く際に田丸直昌から授けられた家訓「正者必滅」「還土消散」五欲邪因」「爾守五倫」「自律為範」「宜無一物」を範として、田中の末孫に田中正玄家訓13条を残した(寛文11年1月、玄恵法師家訓オ家律ト改メ此ノ家人訓オ新タニ釈シ子孫ニ与ウ、今日ニ伝エラル) 一、敬神尊祖之事 二、目上の人に無礼な振る舞いするな 三、嘘ごとを言うう事ならぬ 四、卑怯な振る舞いするな 五、弱いものをいじめるな 六、ならぬことはならぬ 七、人に頼らず己に頼れ 八、衣食住は己の力に合わせよ 九、人に媚びへつらうな 十、人を非難する前に先ず己を省みよ 十一、人に陥しいれられても人を陥し入れるな 十二、恩人には何かを報いることを忘れるな 十三、人に疑われるような事をするな 右条々に違い背き致す家人は、縁切り勘当の処置を申し付けるもの也 三朗兵衛正玄 寛文十一年辛亥年正月 上記の家訓の条文は、子孫の田中玄宰が建てさせた日新館の教えに踏襲されている。
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