生鮮コンビニエンスストアとは? わかりやすく解説

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生鮮コンビニ

(生鮮コンビニエンスストア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/05 09:37 UTC 版)

店頭に並べられた生鮮食品の一例

生鮮コンビニ(せいせんコンビニ)・ミニスーパーとは[1]コンビニエンスストアスーパーマーケット100円ショップの複合形態的な小売店舗のことである。

コンビニエンスストア型の24時間営業の店舗で、生鮮食品を含む生活用品を100円前後の一律価格で販売する業態である。九九プラス運営の「SHOP99」が先駆け的な店舗で、その急成長ぶりから大手コンビニチェーンが相次いで参入している。

特徴

  • コンビニエンスストア型の小型店舗で、24時間営業もしくは朝7時から夜12時までなどのように長時間営業を行っている。
    • 店舗によっては過去に別のコンビニエンスストアや小型スーパーが入居していた店舗を利用して居抜き出店を行うこともある。
  • 従来のコンビニとは違い、野菜・精肉・鮮魚といった生鮮食品を販売するほか、販売品目が多く、小型スーパーマーケットに近い。
  • 単身者や少人数世帯を主要なターゲットにしている。生鮮食品は小分けして販売することが多い。
  • 店舗面積が狭いため店内に野菜や精肉、鮮魚を加工したり惣菜を調理する調理場がなく、先述の作業はプロセスセンターと呼ばれるところで一括して行い、店頭で販売できるような状態で各店舗に配送される。
  • 100円前後の一律かつ低価格で販売する。低価格にするため、プライベートブランド(PB)商品なども多い。
    • 2010年代後半以降は物価上昇等による採算性の問題から100円の均一価格での販売は少なくなり、商品毎に異なった値段で販売するようになっている。
  • コンビニエンスストア、スーパーマーケット、100円ショップの融合したような店舗であるが、いずれの業態とも違い独自のノウハウが必要である。そのため、コンビニのノウハウがある大手コンビニチェーンの会社も、当初は苦戦した。
  • 店頭に陳列されている商品の販売に特化し、宅配便の取次ぎ・収納代行・チケット類の発券など物販以外のサービスは行わない場合が多い。コピー機・マルチメディアステーション・銀行ATMも設置していない店舗がほとんどである。
  • 支払いは現金のみで、クレジットカード・電子マネー・商品券での支払いができない店舗が多いが、先述の均一価格による販売を取りやめたチェーン店を中心にクレジットカードや電子マネーによる支払いやポイントサービスを導入しているところもある。

主な店舗ブランド

ローソンストア100 茨木元町店(大阪府茨木市
リコス 横浜大久保3丁目店
まいばすけっと 洗足店(東京都目黒区
ら・む~マート 桃太郎通り店

脚注

  1. ^ 東京都、食品ロス削減に向けたモデル事業の取組状況を公表”. 環境展望台 (2018年1月16日). 2024年9月22日閲覧。
  2. ^ マルエツ プチの店舗一覧 クラシルチラシ” (2024年9月22日). 2024年9月22日閲覧。
  3. ^ イオングループ イオンエクスプレス(専門店小型)の店舗一覧” (2024年9月22日). 2024年9月22日閲覧。
  4. ^ お店を探す検索結果”. ダイエー (2024年9月22日). 2024年9月22日閲覧。



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