生物学上の顎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 13:53 UTC 版)
動物全体で見ると、口に顎を持たない動物群も多い。顎を持つ動物に脊椎動物、節足動物、有爪動物、環形動物、顎口動物が挙げられ、その構造、由来も動物群によって大いに異なる。ウニ、頭足類、輪形動物などにも似た構造があるが、普通は顎と呼ばれることはない。 有爪動物(カギムシ)の場合、数対の柔らかい突起物によって囲まれる口の内側には、水平方向に配置された、1対の付属肢のそれぞれ1対の爪に由来する顎がある。 環形動物の場合、口の内側に左右から挟む形の顎を持つものが多毛類とヒル類にある。 顎口動物は、袋状の消化管の入り口が筋肉質の咽頭となっており、ここに一対の顎がある。
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