王様のためのホログラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 17:39 UTC 版)
| 王様のためのホログラム | |
|---|---|
| A Hologram for the King | |
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| 監督 | トム・ティクヴァ | 
| 脚本 | トム・ティクヴァ | 
| 原作 |  デイヴ・エガーズ 『王様のためのホログラム』  | 
    
| 製作 |  ウーヴェ・ショット シュテファン・アルント アルカディー・ゴルボヴィッチ ティム・オヘア ゲイリー・ゴーツマン  | 
    
| 製作総指揮 |  スティーヴン・シェアシアン ガストン・パヴロヴィッチ クローディア・ブリュームフーバー アイリーン・ゴール ゲロ・バウクネット ジム・セイベル ビル・ジョンソン シャーヴィン・ピシュヴァー  | 
    
| 出演者 |  トム・ハンクス アレクサンダー・ブラック サリタ・チョウドリー シセ・バベット・クヌッセン ベン・ウィショー トム・スケリット  | 
    
| 音楽 |  ジョニー・クリメック トム・ティクヴァ  | 
    
| 撮影 | フランク・グリーベ | 
| 編集 | アレクサンダー・バーナー | 
| 製作会社 |  Playtone Primeridian Entertainment X-Filme Creative Pool Fábrica de Cine  | 
    
| 配給 |   | 
    
| 公開 |   | 
    
| 上映時間 | 97分[2] | 
| 製作国 |   | 
    
| 言語 | 英語 | 
| 製作費 | $35,000,000[3][4] | 
| 興行収入 | $4,212,494[5] | 
『王様のためのホログラム』(おうさまのためのホログラム、A Hologram for the King)は、2016年製作のアメリカ合衆国のコメディ映画。
デイヴ・エガーズの小説を『クラウド アトラス』のトム・ティクヴァ監督、トム・ハンクス主演で映画化[6]。ティクヴァは原作本が発売されてわずか2日後にエガーズにコンタクトを取り、映画化を申し出たという[7]。
あらすじ
アラン・クレイは大手自転車メーカーの取締役であったが、会社の業績が悪化、その責任を問われる形で解任され、さらに負債に充てるため家や車などは全て差し押さえられ、妻にも去られてしまう。
アランは娘キットの養育費を稼ぐため、サウジアラビア国王の甥と知り合いだと誇張してIT企業の営業職に転職する。ある日、彼は国王に立体的な映像を投影する3Dホログラムを使ったテレビ会議システムを売り込むため、サウジアラビアに派遣される。
しかし、現地のオフィスは傷んだテントが張られているだけで、設備も環境も整っていなかった。しかも、プレゼン相手の国王は超過密スケジュールで、いつ現れるのかも分からない。その上、上司からは商談成立のプレッシャーをかけられ、ついに彼の体は悲鳴をあげる。
そんな彼に予想もしない人物からの助けが入り、アランは新たな一歩を踏み出していく。
キャスト
※括弧内は日本語吹替[8]
- アラン・クレイ - トム・ハンクス(江原正士)
 - ユセフ - アレクサンダー・ブラック(内田岳志)
 - ザーラ・ハキム - サリタ・チョウドリー(山像かおり)
 - ハンナ - シセ・バベット・クヌッセン(藤田奈央)
 - デイヴ - ベン・ウィショー(金城大和)
 - ロン - トム・スケリット(前田弘喜)
 - キット・クレイ - トレイシー・フェアラウェイ(東内マリ子)
 - ルビー - ジェーン・ペリー(藤田奈央)
 - ブラッド - デヴィッド・メンキン(西谷修一)
 - カリーム・アル=アーマッド - ハリド・レイス(金城大和)
 - マハ - アミーラ・エル・サイード(美々)
 - ハッサン - ダーフィル・ラブディニ(野坂尚也)
 
スタッフ
- 監督・脚本 - トム・ティクヴァ
 - 原作 - デイヴ・エガーズ
 - 製作 - ウーヴェ・ショット、シュテファン・アルント、アルカディー・ゴルボヴィッチ、ティム・オヘア、ゲイリー・ゴーツマン
 - 製作総指揮 - スティーヴン・シェアシアン、ガストン・パヴロヴィッチ、クローディア・ブリュームフーバー、アイリーン・ゴール、ゲロ・バウクネット、ジム・セイベル、ビル・ジョンソン、シャーヴィン・ピシュヴァー
 - 撮影監督 - フランク・グリーベ
 - プロダクションデザイナー - ウリ・ハニッシュ
 - 編集 - アレクサンダー・バーナー
 - 衣裳デザイン - ピエール=イヴ・ゲロー
 - 音楽 - ジョニー・クリメック、トム・ティクヴァ
 
日本語版スタッフ
- 日本語字幕 - 松浦美奈
 - 吹替翻訳 - 赤木真理子
 - 吹替演出 - 工藤美樹
 - 吹替製作 - ポニーキャニオンエンタープライズ
 
製作
2013年6月12日、トム・ティクヴァがデイヴ・エガーズによる2012年の小説『王様のためのホログラム』の脚本を展開していることが報告された。ティクヴァは脚本と監督を担当し、主演俳優はトム・ハンクスになった。本作はPlaytone、Primeridian Entertainment、X-Filme Creative Poolによって製作された[9]。2013年9月5日、Lotus Entertainmentが本作の国際的な権利取得を開始した[10]。2014年3月6日、サリタ・チョウドリー、アレクサンダー・ブラック、トレイシー・フェアラウェイ、デヴィッド・メンキン、そしてトム・スケリットの出演が発表された[11]。
製作は2014年の第1四半期に開始された[10]。主要撮影は、2014年3月6日にモロッコで始まった[12]。エジプトのフルガダ、ドイツのベルリン、デュッセルドルフでも撮影された。撮影は2014年6月に終了した[13][14]。
脚注
- ^ 日本版公式サイトより
 - ^ “A HOLOGRAM FOR THE KING (12A)”. 全英映像等級審査機構 (2016年3月17日). 2017年7月7日閲覧。
 - ^ “Hollywood's comedy crisis with the Middle East”. NewsTalk. 2017年7月7日閲覧。
 - ^ “A Hologram For The King”. BoxOfficeFlops.com. 2017年7月7日閲覧。
 - ^ “A Hologram for the King”. Box Office Mojo. 2017年7月7日閲覧。
 - ^ “トム・ハンクス×トム・ティクヴァのコメディ公開、ベン・ウィショーも出演”. 映画ナタリー. (2016年11月8日) 2016年11月8日閲覧。
 - ^ “「王様のためのホログラム」原作本にほれ込んだ監督、発売2日後に映画化を直談判!”. 映画.com. (2017年1月7日) 2017年1月27日閲覧。
 - ^ “王様のためのホログラム Blu-ray”. 2017年7月7日閲覧。
 - ^ Billington, Alex (2013年6月13日). “Tom Hanks & Tom Tykwer Reteaming to Adapt a Dave Eggers Novel”. FirstShowing 2017年8月2日閲覧。
 - ^ a b Fleming Jr, Mike (2013年9月5日). “Lotus Stakes ‘A Hologram For The King’ With Tom Hanks And Tom Tykwer”. Deadline 2017年8月2日閲覧。
 - ^ “Tom Tykwer’s Tom Hanks-Starrer ‘A Hologram For The King’ Finalizes Cast”. Deadline. (2014年3月6日) 2017年8月2日閲覧。
 - ^ Kay, Jeremy (2014年3月6日). “Hologram shoot underway in Morocco”. Screen Daily 2017年8月2日閲覧。
 - ^ McNary, Dave (2014年3月6日). “Sarita Choudhury, Omar Elba Join Tom Hanks in ‘Hologram for the King’”. バラエティ 2017年8月2日閲覧。
 - ^ “Tom Hanks: Ballett Lessons in Berlin (in German)”. TV Today. (2014年5月14日) 2017年8月2日閲覧。
 
外部リンク
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