玄制流とは? わかりやすく解説

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玄制流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/24 04:59 UTC 版)

玄制流(げんせいりゅう)は、祝嶺正献により創始された空手の流派。

概要

祝嶺正献は昭和8年(1933年)から佐渡山安恒に、昭和12年(1937年)から岸本祖孝に師事し、首里派古流空手を学ぶ。

戦後、新技の創作に取り組み、昭和25年(1950年)に「玄制流空手道」の名称を公表した。大学・自衛隊・会社団体等120余りの関係道場で指導し、全国的組織へと発展した。祝嶺は昭和38年(1963年)、新武道として躰道を創始し、昭和40年(1965年)に日本躰道協会を設立した。これにより、祝嶺は玄制流空手道と躰道の宗家・最高師範を兼任することになった。

祝嶺正献が設立した武徳会は土佐邦彦が引き継いだ。現存する最古の組織は国際玄制流空手道連盟 (1959年設立)で、その他の会派団体としては、土佐邦彦が創設した国際玄制流空手道連盟武徳会、成川哲夫が創設した国際空手道連盟玄制流成道会がある。

玄制流空手道は平成3年(1991年)、全日本空手道連盟および日本空手道連合会の正式加盟団体となる。

玄制流の特徴

祝嶺正献は哲学者としても知られており、戦争中、彼は予期せぬことや予期しないことをすることは、2つの国家間の戦争であれ、単なる個人的な紛争であれ、勝利の秘訣であることを学ぶ。 言い換えれば、玄制流の基本的な哲学は、予期せぬことを行うというこの考えを追求することである。

  • 太極
  • 平安初段
  • 平安二段
  • 平安三段
  • 平安四段
  • 平安五段
  • 内範置(ナイファンチ)
  • 王冠(ワンカン)
  • 祝嶺(シュクミネ)の抜塞(バッサイ)
  • 祝嶺(シュクミネ)の抜塞小(バツサイショウ)
  • 三才(サンサイ)
  • 鷺牌(ローハイ)
  • 公相君大(コウショウクンダイ)
  • 公相君小(コウショウクンショウ)
  • 城間(グスクマ)のチントウ

会派団体

玄制流空手道
国際玄制流空手道連盟武徳会
  • 祝嶺正献の高弟・土佐邦彦が古屋美光と共に創設。
国際空手道連盟玄制流成道会
  • 祝嶺正献の高弟・ 綾瀬貞男(拳栄会)に師事した成川哲夫が、拳栄会閉鎖後に創設。
東京都狛江市元和泉にある成川ビル。成道会の道場がある。

関連項目

外部リンク

参考文献




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