犬山検査場とは? わかりやすく解説

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犬山検査場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/18 15:00 UTC 版)

座標: 北緯35度22分38.7秒 東経136度57分9.4秒 / 北緯35.377417度 東経136.952611度 / 35.377417; 136.952611

犬山検査場・犬山検車区
転削庫(手前)と検車庫(奥)
基本情報
所在地 愛知県犬山市梅坪
鉄道事業者 名古屋鉄道(名鉄)
最寄駅 犬山駅
車両基地概要
敷地面積 35,627 m2
検査線本数 4本
その他設備 ドロップピット
ポリシャー洗車機
天井走行クレーン (7.5t) :1基
車輪転削盤:1台 など
最大収容両数 52両
備考 データは2009年平成21年)3月現在[1]
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犬山検査場(いぬやまけんさじょう、Inuyama Inspection Yard)は、愛知県犬山市にある、名古屋鉄道(名鉄)の車両基地である。

広見線犬山駅富岡前駅の間にある。

概要

1985年昭和60年)9月10日に開設[2]。広さは35,627m2あり、名古屋鉄道の車両基地の中では2番目の規模である。

主な設備は、検査ピット(8両用3線・4両用1線)、洗車台(8両対応)、車輪旋盤、自動車輪測定装置、ドロップピットなどがある。また最大52両を留置可能。

基本的に瀬戸線を除く車両の日常検査、月検査、列車検査を行っているほか、日常修理、事故・故障対応も行っている。また、名鉄以外では名古屋市交通局7000形電車の検査も行っている(書類上は同局日進工場の所属)。鶴舞線の車両(N3000形等)も異常時には乗り入れて外泊することがある。

検査場内にある犬山検車区のほか、茶所新川豊明猿投尾張旭の各検車支区を下部組織として管轄している[3]。かつて存在した喜多山新可児の両検車区やモノレール車庫も犬山検査場所属であった[4][5]

構内の線路には日本では数少ない三枝分岐器も設置されている。

犬山検査場 配線略図

犬山方面

新可児方面
凡例
出典:[6][7]


その他

1997年平成9年)に舞木定期検査場(現・舞木検査場)が開設されるまでは、名古屋鉄道で最大の検査場であった。

過去には、瀬戸線の車両、モノレールモンキーパークモノレール線)の車両(MRM100形)、気動車キハ10形・キハ20形・キハ30形キハ8000系キハ8500系)の定期検査も担当していた。

現在は、舞木検査場が定期検査、犬山検査場が日常検査を担当している。

脚注

  1. ^ 伊藤慎悟「検車区の概要」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、59頁。 
  2. ^ 「私鉄年表」『私鉄車両編成表 '86年版』ジェー・アール・アール、1986年8月1日、152頁。 
  3. ^ 伊藤慎悟「検車区の概要」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、58頁。 
  4. ^ 伊藤慎悟「検車区の概要」『鉄道ピクトリアル』第771巻、電気車研究会、2006年1月、63頁。 
  5. ^ 宇佐美晃「車両保守体制と車両基地の概要」『鉄道ピクトリアル』第624巻、電気車研究会、1996年7月、47頁。 
  6. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  7. ^ 油原誠 「車両工場・検車区の概要」(『鉄道ピクトリアル No.473 1986年12月増刊号』、p.26、電気車研究会、1986年

関連項目




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