片瀬の仏教寺院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:02 UTC 版)
片瀬地区の仏教寺院は、片瀬山の山麓に分布している。常住の寺院は北から片瀬山大聖院泉蔵寺 (高野山真言宗)、宝盛山薬師院密蔵寺 (真言宗大覚寺派)、龍口山本蓮寺 (日蓮宗)、龍口山常立寺 (日蓮宗)、寂光山龍口寺 (日蓮宗)であり、泉蔵寺の北方には無住の岩屋不動(石籠山救法教寺)がある。ここは泉蔵寺が管理しているから、真言宗としてよかろう。すなわち、北の3か寺が真言宗、南の3か寺が日蓮宗ということになるが、本蓮寺と常立寺は真言密教系寺院から日蓮宗に改宗したといわれ、龍口寺はその後に創建されているから、かつては真言宗寺院しかなかったことになる。 上記の日蓮宗寺院のうち、本蓮寺と常立寺はいずれも龍口山という山号を持つ。同様な寺院は鎌倉市腰越地区に本成寺、勧行寺、妙典寺、東漸寺、本龍寺、法源寺があり、総称を「龍口輪番八ヶ寺」または「片瀬腰越八ヶ寺」という。日蓮の龍口法難の地に建つ寂光山龍口寺は、1886年まで住職がおらず、これら八つの寺が順番に霊場を守ってきた。
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