片岡昇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 09:35 UTC 版)
片岡 昇(かたおか のぼる、1932年8月28日 - )は、石川県鳳至郡出身の元プロボクサー。本名・片岡 昭雄(かたおか あきお)。スタイルはオーソドックス。不二ボクシングジム所属。日本人で史上初のヘビー級タイトル獲得者。体重は79.9kg(現在ではクルーザー級に当たる)。
来歴
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不二ジムが中心となって企画された「ヘビー級ボクサー養成プロジェクト」の一環として大相撲力士からボクサーに転向。
1956年9月17日、村下巌との初の日本人同士のヘビー級戦が行われ、これに勝利した片岡は日本ヘビー級1位となる[1]。
1957年5月4日、京橋公会堂にて中越豊との日本ヘビー級タイトルマッチに出場。10回判定勝ちで初代日本王座を獲得した[2]。6戦目での王座獲得は2年後に米倉健志が5戦目で奪取するまで日本王座獲得最短記録であった(2013年現在の記録は平仲明信・辰吉丈一郎・井上尚弥らの4戦)。しかし、この試合は「スピードもスタミナもない凡戦」と酷評された[3]。また、防衛戦の相手が見つからなかったため、翌1958年1月に王座が保留となり、日本ランキングも事実上消滅した[4]。また、試合枯れの間に米軍のアマチュア選手に23秒KO負けを喫している[要出典]。
片岡の引退以降、2012年に藤本京太郎が1位になるまで半世紀以上日本ヘビー級は空白であり、2013年に藤本京太郎が日本ヘビー級王者になるまでタイトルは空位だった。
戦績
6戦4勝(2KO)2敗
脚注
- ^ 片岡昇の“功績” 日本ヘビー級初代王者 東奥日報 2009年3月31日
- ^ なお、戦前にジョニー・フリーマンが獲得した日本王座を初代とみなす場合もある。
- ^ 56年ぶりに復活する、日本ヘビー級王者。~7・25、最重量級タイトル戦開催~ NumberWeb 2013年7月10日
- ^ 日本ボクシングヘビー級51年ぶり復活 nikkansports.com 2008年11月11日
関連項目
参考文献
空位 創設 |
初代日本ヘビー級王者 1957年5月4日 - 1958年1月1日 |
空位 次タイトル獲得者 藤本京太郎 |
固有名詞の分類
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