漁礁(ぎょしょう)
漁業資源保護、増殖のために、海底に設けた魚の棲み家になりやすい敷設物。
水深10~25mの位置に海流を遮るかたちで設け、内側の流速を弱め、躍流という上昇流を作る(底部の栄養塩の多い海水を上昇させて、プランクトンを増殖しやすくする)。通常、テトラポットのようなコンクリート成型品で作るが、FRP(繊維強化プラスチック)廃船にコンクリートがらをつめたものも使われる。
漁礁 (ぎょしょう)
魚礁
(漁礁 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 08:44 UTC 版)
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魚礁(ぎょしょう)は、岩などによって海底に形成された隆起部で、魚が集まって漁場を形成している箇所。漁礁とも表記する。
概要
海底の隆起部では海水の上昇流が発生し、海水中の栄養塩が表層まで押し上げられる結果、栄養塩類を養分とし光合成を行う植物プランクトンが増殖する。そして、植物プランクトンを餌とする動物プランクトンも増加し、これらのプランクトンを餌とする魚類が蝟集して漁場が形成される。
岩、消波ブロック、廃船などの人工物を海底に沈めて人為的に形成したものは、人工魚礁(人工漁礁)と呼ばれる。
人工魚礁と区別するために、天然の魚礁を特に天然魚礁(天然漁礁)または天然礁と呼ぶことがある。
関連項目
「漁礁」の例文・使い方・用例・文例
- >> 「漁礁」を含む用語の索引
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