溶媒混合方式による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/30 15:29 UTC 版)
「高速液体クロマトグラフィー」の記事における「溶媒混合方式による分類」の解説
アイソクラテックポンプ 1種類の溶媒のみを送液するポンプ。安価であるが、溶媒混合比が変えられないためグラジェント分析が出来ず、分析の幅がせまい。 高圧グラジェントポンプ 2台以上のアイソクラテックポンプを繋ぎ、それぞれの流量をコントロールして溶媒混合比を変化させることによりグラジェント分析を行う。溶媒の種類ごとにポンプを用意する必要があるため、高価である。 低圧グラジェントポンプ ポンプは1台であるが、ポンプの前に付いているバルブの切り替えによって溶媒混合比を変化させ(一般的に4種類の溶媒を混合して)グラジェント分析を行う。ポンプにより圧力がかかる前に溶媒を混合するため、こう呼ばれている。高圧グラジェントポンプに比べて安価ではあるが、溶媒の混合が甘い、気泡が発生しやすいなどの短所がある。
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