源空寺_(京都市)とは? わかりやすく解説

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源空寺 (京都市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/21 02:42 UTC 版)

源空寺
所在地 京都府京都市伏見区瀬戸物町745
位置 北緯34度56分0.6秒 東経135度45分45.9秒 / 北緯34.933500度 東経135.762750度 / 34.933500; 135.762750
山号 寶海山(宝海山)
院号 法然院
宗派 浄土宗
本尊 円光大師像
創建年 建久6年(1195年)3月
開山 法然
開基 忍空
中興年 慶長17年(1612年
中興 幡随意
正式名 宝海山法然院源空寺
札所等 法然上人二十五霊場第15番
法人番号 3130005000054
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源空寺(げんくうじ)は、京都府京都市伏見区瀬戸物町にある浄土宗の寺院。詳しくは宝海山法然院源空寺と称する。法然上人二十五霊場第15番。

歴史

寺伝によれば、蓮乗房忍空が住持する草庵だった。忍空は当初法然の「選択集」を非難したが、後に後悔して、専修念仏を行じていた。法然63歳の時、奈良東大寺の大仏殿、再建落慶供養の導師を努めた後、帰途、忍空に請われるままに、宿泊し説法をした。それを聞いた木幡の里の人びとは涙を流し、念仏の教えに帰依した。人びとが法然の御影を欲しがったので、法然は、書写して法語を書きためておいた紙を用いて、「張貫の御影」を作り、忍空に与えた。建久6年(1195年)、忍苦は草庵を念仏道場に改め、御影を安置した。

慶長17年(1612年)有名な江戸の幡随意上人台命により、九州から里帰途、広く一切衆生結縁のためには、土地が不便と歎かれ、木幡の里(現在の宇治市炭山)から、現在地に移されんことを請われた。徳川家康公もまた随喜の余り、桃山城内の一宇を寄進されたことにより、念仏道場の基礎が確立された。

その後、嘉永元年(1848年)に火災で焼失している。

伽藍

  • 山門・・・二層の鐘楼門、伏見城の遺構とされる。
  • 境内・・・芙蓉、ムクゲ、彼岸花が咲く。

寺宝

  • 円光大師座像
  • 阿弥陀仏立像
  • 張貫の御影
  • 朝日大黒天像・・・豊臣秀吉の持念仏で、伏見城の巽櫓(たつみやぐら)にあったものとされる。出世大黒天ともいう。
  • 愛染明王像
  • 即一六躰地蔵

御詠歌

「一声も南無阿弥陀仏と言う人の はちすの上に上らぬはなし」

脚注

参考

  • 源空寺寺伝

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