浄山寺とは? わかりやすく解説

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浄山寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 10:20 UTC 版)

浄山寺
所在地 埼玉県越谷市野島32
位置 北緯35度55分33.0秒 東経139度44分50.3秒 / 北緯35.925833度 東経139.747306度 / 35.925833; 139.747306座標: 北緯35度55分33.0秒 東経139度44分50.3秒 / 北緯35.925833度 東経139.747306度 / 35.925833; 139.747306
山号 野嶋山
宗派 曹洞宗
本尊 地蔵菩薩
創建年 貞観2年(860年
開山 慈覚大師円仁
文化財 木造地蔵菩薩立像(重要文化財)、野島浄山寺の大鰐口、浄山寺の朱印状(以上、越谷市指定文化財)
法人番号 9030005010116
浄山寺
浄山寺 (埼玉県)
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浄山寺(じょうざんじ)は、埼玉県越谷市にある曹洞宗寺院

歴史

860年貞観2年)、慈覚大師円仁によって開山された。当初は天台宗の寺院であり、「慈福寺」と称していた。本尊地蔵菩薩は円仁自ら彫ったものと伝えられている[1][2]

1591年天正19年)、関東地方の新領主となった徳川家康より、宗派を曹洞宗に改めて「浄山寺」に改称するように命じた[2]

家康はその際、寺領300を与えようとしたが、住職は「多すぎる」として辞退した。そこで家康は、懐から懐紙(鼻紙)を取り出し、「三石」と書き直したという。この朱印状は「鼻紙朱印状」と呼ばれ、当寺が今も所蔵している[1]

江戸時代は、関東一帯で出開帳を行っていたという[1]

文化財

  • 木造地蔵菩薩立像(重要文化財 平成28年8月17日指定)[3]
  • 野島浄山寺の大鰐口(越谷市指定文化財 昭和42年1月11日指定)[4]
  • 浄山寺の朱印状(越谷市指定文化財 昭和47年10月25日指定)[4]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b c 敏蔭英三 写真、秋山喜久夫 文『写真紀行 埼玉の寺 Ⅲ』埼玉新聞社、1982年、157-162p
  2. ^ a b 寺院越谷市
  3. ^ 木造地蔵菩薩立像文化庁
  4. ^ a b 越谷市の指定文化財越谷市

参考文献

  • 敏蔭英三 写真、秋山喜久夫 文『写真紀行 埼玉の寺 Ⅲ』埼玉新聞社、1982年



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