泥炭地と非泥炭地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 01:23 UTC 版)
淡水の湿地は、泥炭の有無によって分けられる。 泥炭地 水分が多いため微生物の分解作用に必要な空気が不足し、植物遺体がそのままの形で堆積している土地。 冷帯の泥炭はおもにスゲ属やミズゴケからなり、やわらかい。 熱帯でも年間降水量が3000ミリメートルを越える地域では熱帯泥炭地が形成されるが、砕けた樹木の幹からなる泥炭は黒くごつごつしている。 非泥炭地 植物遺体が分解されて残っていない、砂や粘土のような土地。 熱帯は気温が高くて分解が早く進むため、ほとんどの湿地は非泥炭地である。
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