法的拘束力による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 02:31 UTC 版)
国民投票は法的拘束力により、確定的国民投票、拒否的国民投票、発案的国民投票、参考的国民投票に分類される。 確定的国民投票は裁可型・決定型ともいい、国民投票で国民からの賛意が得られることを要件に国家意思としての効力を発生させるものをいう。一方、参考的国民投票は諮問型・助言型ともいい、法的拘束力はなく国家意思の形成に当たって参考のために行われるものをいう。住民投票では拘束的住民投票と諮問的住民投票に分類されることもある 拒否的国民投票は、既に確定している国家意思に対して国民投票により国民が反対の意思を表示した場合に効力を失うものをいう。既定のある国家意思について国民投票で存続させるべきではないとの意思表示がなされた場合に失効させる制度は国民拒否(popular veto)と呼ばれている。 発案的国民投票は国民に発案権を認めて実施されるものをいう。国家意思の形成の発案権を国民に認める制度は国民発案(initiative)と呼ばれている。
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