沢田和夫とは? わかりやすく解説

沢田和夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 17:40 UTC 版)

沢田 和夫(澤田和夫、さわだ かずお、1919年12月9日 - 2024年4月11日)は、カトリック東京教区司祭

来歴

東京大学法学部卒業。海軍将校として対米通訳の任にあたる。ローマ・ウルバノ大学(神学大学)を卒業し、カトリック教会司祭叙階。神学・哲学博士。上智大学聖心女子大学専任講師を務めた。川口、清瀬、関口、浅草橋、各教会司祭を務めた。初期は山谷などで日雇労働者と交わり布教活動につとめた。

100歳を超えても司祭として活動している[1][2]

2024年4月11日午前0時40分、老衰のため、入居先の施設にて死去、享年104歳であった[3]

家族

著書

  • 『現代カトリシズム序説』東京創元社 1957
  • 『キリストの建設』中央出版社 1968
  • 『信仰の道と現代』ドン・ボスコ社 1969
  • 『トマス・アクィナス研究』南窓社 1969
  • 『沢田和夫著作集1 信仰と祈りへの招き』あかし書房 1979 
  • 『沢田和夫著作集2 キリストを待つ』あかし書房 1980
  • 『沢田和夫著作集3 「神学大全」入門』あかし書房 1987
  • 『詩編からの祈り』中央出版社 1985
  • 『生き生きとした実践的信仰を育てる』オリエンス宗教研究所 1990/改訂版 2006
  • 『詩のように歌のように』聖母の騎士社 1994
  • 『まことにまことをささげる』南窓社 2002
  • 『ヨハネによってイエスの福音を読みとる』女子パウロ会 2007

訳書

  • 『ミステリウム・フィディ』パウロ六世 中央出版社 1965
  • 『地上に平和を』ヨハネス23世 春秋社 1966
  • 『霊のあふれの手記』シャルル・ド・フコー 中央出版社 1974/サンパウロ 2000
  • マザーテレサ すばらしいことを神さまのために』マルコム・マゲッリッジ、女子パウロ会 1976
  • 『主の美しさを仰ぎ見よ イコンとともに祈る』ヘンリー・ノーウェン、名古屋新世社 1988/第2版2000
  • 『イエス・キリスト 人となられたみことば』(編訳) ドン・ボスコ社 1997
  • 『聖霊とエウカリスチア』ラニエロ・カンタラメッサ、サンパウロ 2005
  • 聖母マリア マドンナの生涯 <上下> 』(監修・内山正幸訳)、ガブリエレ・マリア・ロスキーニ、天使館 2009

脚注

  1. ^ 菊地功 (2019年12月21日). “習志野教会堅信式、澤田神父様の100歳誕生日、そして司祭叙階式”. 司教の日記. 2021年12月24日閲覧。
  2. ^ 菊地功 (2020年12月8日). “無原罪の聖母の祝日、イエスのカリタス会の初誓願式、そのほかこの数日”. 司教の日記. 2021年12月24日閲覧。
  3. ^ 訃報:使徒ヨハネ 澤田 和夫 神父”. カトリック東京大司教区 ウェブサイト. 2024年4月11日閲覧。




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