水系と水路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 04:21 UTC 版)
五大湖の湖水は最終的には北東側のセントローレンス湾に注ぎ、セントローレンス川水系に属する。 この水系には、いわゆる五大湖のほかにもいくつかの湖がある。最上流のスペリオル湖からセントマリー川を経てヒューロン湖へ注ぐ。ヒューロン湖とミシガン湖は、幅約8kmのマキノー海峡によりつながっており、2つの湖水面は同じ標高(177m)である。ヒューロン湖には、淡水湖にある島としては世界最大のマニトゥーリン島などが湖の中央に連なり、北部はジョージア湾と呼ばれている。ヒューロン湖からセントクレア川がセントクレア湖、デトロイト川を経て、エリー湖につながる。エリー湖からは高低差の大きなナイアガラ川がナイアガラの滝を挟んでオンタリオ湖へ流れる。オンタリオ湖から流れるセントローレンス川は、途中いくつかのダム、閘門とダム湖を経由し、セントローレンス湾へ注いでいる。 これらの水系をつなぎ大西洋までつながる航路として五大湖水路が形成されている。もっとも、標高差のある場所では、ナイアガラ滝はウェランド運河が、セントマリー川は途中でスーセントメリー運河が迂回している。しかし、厳冬期には厳しい冷え込みにより凍結することがしばしばある。
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