気道粘液溶解薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 08:06 UTC 版)
気道粘液溶解薬は化学結合を分解して喀痰粘度を低下させる薬物である。ムコ蛋白のジスルフィド結合を分解するもの、蛋白質を分解するもの、多糖類を分解するものの3種類が存在する。ジスルフィド結合を分解するのがシステイン系去痰薬であり、アセチルシステイン(ムコフィリン)、エチルシステイン(チスタニン)、メチルシステイン(ペクタイト、ゼオチン)が知られている。蛋白質を分解するものがプロナーゼ(エンピナース・P)であり多糖類を分解するのがリゾチーム(ノイチーム、レフトーゼなど)である。プロナーゼとリゾチームは再評価の結果、去痰効果が認められなかった。
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