民族と省籍矛盾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 18:46 UTC 版)
中華民国の国民は大きく漢民族と原住民族にわかれる。中華民国政府が認定した原住民族は、2016年現在で16民族55万人弱であり全人口の約2.3%である。中華民国では、国民である国内各民族が融合して中華民族を形成するとされており、中華民国憲法第5条によって各民族間の平等が定められている。また中華民国国民には省籍が存在し、在籍する省によって本省人と外省人に分けることがある。原住民族は広義には本省人に含まれるが、通常は分けて考えられる。この区分に従うと、中華民国編入後の台湾島一帯では、人口が多い本省人が政治的には少数派の外省人に支配される構図が浮かび上がるが、これは省籍矛盾と呼ばれ、長年にわたり社会問題とされてきた。
※この「民族と省籍矛盾」の解説は、「中華民国」の解説の一部です。
「民族と省籍矛盾」を含む「中華民国」の記事については、「中華民国」の概要を参照ください。
- 民族と省籍矛盾のページへのリンク