正官の条件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/03/18 22:17 UTC 版)
生まれた日の干支が甲子・甲戌・甲申・甲午・甲辰・甲寅の人の場合、辛未・辛巳・辛卯・辛丑・辛亥・辛酉の年月日時が正官の時期に該当する。すなわち甲(木)からみて辛(金)は陰陽の配偶を得て生日の天干を制剋するので自らを律する相手、すなわち正官(管制)となる。 なお天干のみならず地支にも天干が内蔵されており、癸酉・乙酉・丁酉・己酉・辛酉の年月日時も地支である酉に辛(金)が蔵干としてあるので正官に当たる。 天干相互の性質として陽干(甲・丙・戊・庚・壬)が陰干(乙・丁・己・辛・癸)を陰陽五行により制剋する場合、陰干からみて陽干は必ず正官に当たる。すなわち乙(木)からみて庚(金)は正官になる。同様に丁(火)-壬(水)、己(土)-甲(木)、辛(金)-丙(火)、癸(水)-戊(土)は生日の天干と正官の天干になる。 陽の天干と正官のそれ(丙-癸、戊-乙、庚-丁、壬-己)との間には特別の作用はないが、陰の天干と正官の場合、干合する作用が発生する。
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