楊主明雲母とは? わかりやすく解説

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楊主明雲母

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/16 09:26 UTC 版)

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楊主明雲母
シュツルンツ分類 9.EC.20
化学式 KMg2.5(Si4O10)F2
結晶系 単斜晶系
文献 [1]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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楊主明雲母(ようしゅめいうんも、yangzhumingite)は、雲母の一種。化学組成は KMg2.5Si4O10F2結晶系単斜晶系

産出地

宮脇律郎国立科学博物館)らによって、中国のバヤンオボ(白雲鄂博)希土類元素鉱床から発見された新鉱物である。

性質・特徴

通常の雲母類では、KMg3AlSi3O10F2の組成式で4配位の場所に1個のアルミニウムが入るが、楊主明雲母ではそれがケイ素に置き換えられており、それによって生ずる過剰の電荷は、マグネシウムが0.5個欠落することによって整えられる。このような雲母は4配位シリカ雲母(tetra-silicic mica)と称され、2価の鉄を主とする montdorite, KFe2.5Si4O10F2 のマグネシウム置換体と考えることもできる。  

サイド・ストーリー

名前は、希土類元素鉱物の研究に貢献した中国科学院鉱物学者、楊主明にちなんで名づけられた。

脚注

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  1. ^ Yangzhumingite, MinDat.org, http://www.mindat.org/show.php?id=39552 2012年4月1日閲覧。  (英語)

参考文献

関連項目

外部リンク




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