柔道体重別三冠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/27 10:37 UTC 版)
三冠のうち、全日本選手権だけは無差別級のみの大会であり、体重80kgで同大会を2度制し三冠を達成した岡野功のような事例もあるものの、基本的には重量級の選手向けのタイトルと言える。そこで、軽量級・中量級で目覚ましい成績を残した選手をも評価する尺度として存在するのが、全日本選手権の代わりに全日本選抜柔道体重別選手権大会を加えた、柔道体重別三冠の概念である。 全日本選抜柔道体重別選手権大会(選抜体重別)は、男子は1966年、女子は1978年に始まり、現在は毎年開催されている。元々は男女別会場での開催であったが、2007年より男女を統合し、福岡国際センターが会場とされている。オリンピック・世界柔道の開催年には、代表選考会のひとつとなる。 男子は1966年以降、女子は1988年以降、現在までに男子17名、女子5名の選手が体重別三冠を達成している。なお、柔道三冠を達成した選手は、選抜体重別選手権の設置時期には既に引退ないし現役晩年だった猪熊功と岡野功を除く全員が体重別三冠も達成している。
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