柏島石堤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 15:31 UTC 版)
柏島石堤は、江戸時代初期、土佐藩執政の野中兼山によって慶安 - 寛文年間(1648年 - 1673年)の26年間にわたり建造された防波堤である。島の北、東、南の3面に馬蹄状に築いた。規模は、長さ690m(6町20間)、高さ3m(1間4尺)、幅1.8m(1間)。これにより、波浪が激しく漁業に不向きであった島を土佐西部有数の好漁場に変え、島民の生活安定が図られた。高知県文化財(記念物・史跡)に指定されている。 更に島の南岸と半島側の間に、長さ272m(2町30間)、高さ2.7m(1間半)の突堤を築いて砂を敷き浅瀬を造って漁場とした。現在、この突堤の上には防波堤が築かれている。 柏島石堤
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