林法泉とは? わかりやすく解説

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林法泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/16 13:17 UTC 版)

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林 法泉(はやし ほうせん、生年不明 - 明治36年〈1903年3月4日)とは、明治時代の真言宗僧侶

来歴

姓は林。ただし正式な僧名は「法泉」ではなく「宝仙」だったかという。武蔵国高麗郡柏原村(現在の狭山市柏原)の西浄寺の第七世住職。始めは霊雲寺の法弟であった。幼い頃より絵を好み河鍋暁斎に入門し、不動明王愛染明王の絵を描いて暁斎に画才を認められている。

法泉は『河鍋暁斎絵日記』には「柏原」、「柏原君」などと記されている。「コタ郡柏原村 西浄寺 画料壱円」と記され袈裟をまとった僧が描かれており、この「コタ郡」というのは高麗郡の事と見られる。明治17年(1884年)4月8日の部分には、同じく暁斎と交流のあった羽生市の僧侶「文殊院様」(涼山浄蓮)とともに酒の肴を前に、徳利を手に座っている姿を描く。また同年5月4日の箇所にはふたりの僧の袈裟姿が描かれ、「画料二円」と記す。法泉は明治20年以降も暁斎のもとを訪れている。享年不詳、墓所は桶川市の教音寺。

参考文献

  • 飯島虚心 『河鍋暁斎翁伝』〈『日本芸術名著選』3〉 ぺりかん社、1984年
  • 鈴木樹子 「『暁斎絵日記』に描かれた寺(一)」 『暁斎 河鍋暁斎研究誌』第六十八号 河鍋暁斎記念美術館、2000年
  • ジョサイア・コンドル(山口静一訳) 『河鍋暁斎』〈『岩波文庫』〉 岩波書店、2006年 ※42頁、265頁

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