林泉寺 (碧南市)とは? わかりやすく解説

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林泉寺 (碧南市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/14 01:41 UTC 版)

林泉寺
所在地 愛知県碧南市本郷町3-8
位置 北緯34度52分30.4秒 東経136度58分52.6秒 / 北緯34.875111度 東経136.981278度 / 34.875111; 136.981278座標: 北緯34度52分30.4秒 東経136度58分52.6秒 / 北緯34.875111度 東経136.981278度 / 34.875111; 136.981278
山号 華慶山
宗派 曹洞宗(禅宗)
本尊 観世音菩薩
創建年 1300年代
開基 儀雲
札所等 三河新四国八十八ヶ所霊場85・86番札所
法人番号 3180305004857
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林泉寺(りんせんじ)は、愛知県碧南市にある曹洞宗(禅宗)のである。

概要

山号は華慶山。本尊は観世音菩薩座像である。大浜てらまちと呼ばれる地域にある。

歴史

1300年代に草創されたとされる[1]長禄元年(1457年)までは天台宗の寺だったが、この年に傳海良亨が住職となって曹洞宗の寺となった[1]。開基は天台宗時代最後の住職である儀雲和尚[1]慶安3年(1650年)には現在の本堂が建てられた[1]。6世住職と12世住職は能登国輪島の門前町にあった總持寺(曹洞宗大本山)に出仕した[1]徳川幕府の朱印寺であり、菊間藩の武士から帰依を受けたこともある[2]

文人画家の富岡鉄斎1889年明治22年)と1895年(明治28年)の二度、大浜の名士であり九重味淋などを経営していた石川三碧(石川八郎右衛門家第8代)宅を訪れた[1]。石川家は林泉寺に隣接しており、富岡鉄斎は衣浦湾を見渡せる林泉寺の書院や茶室で筆を取ったという[1]。鉄斎が訪れた時代には裏座敷から衣浦湾を一望できたが、衣浦臨海工業地帯となって景観は一変し、今日では海を見渡すことはできない[1]。かつては7ヶ所の末寺があったが、現在は2ヶ所の末寺がある[1]

文化財

碧南市指定文化財

  • 絹本着色釈迦三尊像(絵画) - 2019年平成31年)3月7日指定[3]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 沿革 林泉寺
  2. ^ 華慶山 林泉寺 碧南市観光協会
  3. ^ 碧南の文化財(碧南市内指定・登録文化財一覧)”. 碧南市. 2019年7月30日閲覧。

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