林光寺_(鈴鹿市)とは? わかりやすく解説

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林光寺 (鈴鹿市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/17 22:41 UTC 版)

林光寺

本堂
所在地 三重県鈴鹿市神戸6丁目-7-11
位置 北緯34度53分2.5秒 東経136度34分35.3秒 / 北緯34.884028度 東経136.576472度 / 34.884028; 136.576472座標: 北緯34度53分2.5秒 東経136度34分35.3秒 / 北緯34.884028度 東経136.576472度 / 34.884028; 136.576472
山号 金井山
宗派 真言宗智山派
本尊 千手観世音菩薩
創建年 天平12年(740年)
開基 行基菩薩
別称 えんまの寺
札所等 伊勢西国三十三所観音霊場 第20番
東海近畿地蔵霊場 第4番
三重四国八十八箇所霊場 第13番 
文化財 木造千手観音立像(重要文化財)
法人番号 8190005004367
林光寺
林光寺 (三重県)
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林光寺(りんこうじ)は、三重県鈴鹿市にある、真言宗智山派の仏教寺院。山号は金井山(かないざん)。本尊は千手観世音菩薩

歴史

寺伝によると、天平12年(740年聖武天皇の勅により、行基菩薩東大寺無事建立祈願の途次、この地を訪れた折、林の中に清泉が湧き出て金光を放つのを見て感得し、聖武天皇勅願寺として開創されたと伝わる[1]。のち神戸城主代々の祈願所として栄え、寄進された品々が今も現存している。

安土桃山時代に再建された本堂の内部は、桃山様式で須衣檀の彫刻、極彩色の柱、華麗な壁画、格天井の花鳥の絵など、鈴鹿市内では数少ない、桃山建築といわれている。

本堂手前右側に建つ閻魔堂の草創は、南北朝後期(1300年代後期)と伝えられ、のち宝永年間(1704年 - 1711年)に再建されている。この堂は身寄りの無い死者や、水子等不運な人々の供養のため建立されたといい、「えんまの寺」として有名になっている。毎年2月16日と8月16日に開扉し、えんま会式が施行される。

文化財

  • 重要文化財(国指定)
    • 木造千手観音立像

平安時代の作で、像高1.27m、桧の一本造りで、全般に彫り浅く優美な顔という。この像は年一回、8月9日午後11時より10日午前1時までの2時間開帳される。

所在地

  • 三重県鈴鹿市神戸6丁目-7-11

年中行事

  • 2月節分の日 節分会
  • 2月16日 えんま会式
  • 3月彼岸中の日曜日 春彼岸会
  • 4月21日 御影供
  • 8月9日 十日観音
  • 8月9日午後11時より10日午前1時までの2時間 本尊御開帳
  • 8月16日 えんま会式
  • 9月23日 彼岸会
  • 11月15日 秋の祈願祭
  • 毎月1日、21日 月例御縁日

近隣施設

アクセス

参考文献

  • 滝本昭二『三重四国八十八ヵ所霊場』三重四国八十八ヵ所霊場会

脚注

  1. ^ 伊勢西国三十三所観音巡礼”. 伊勢西国三十三所観音巡礼事務局. 2024年12月17日閲覧。

関連項目

外部リンク




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