松本山雪
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松本 山雪(まつもと さんせつ、天正9年(1581年)?[1] - 延宝4年11月23日(1676年12月27日) は、日本の江戸時代前期の絵師。本名は恒則。初名は庄三郎。岨巓(そてん)、心易とも号した。同時代人の狩野山雪と画名・画風が似ているため、しばしば混同されるが別人である。伊予松山藩の御用絵師で、馬の絵を得意とした。
- ^ 山月の子孫の家に伝来し、6代目彦右衛門正純が記した「松本家系図」にある「行年九十六歳」から逆算。これなら松本山雪は狩野山雪より9歳年長となり、先に松本が山雪と名乗っていれば、京狩野の2代目と同号を用いた理由も理解しやすくなる。しかし、同時代に例が全くないとはいえ長寿にすぎ、またこの記載自体後12代目の書き入れのため信憑性のほどは判別し難い。ただし現存作品から判断すると、山雪が相当長寿だったのは確かなようだ。
- ^ 木村(2018)pp.91-92。
- ^ 公益財団法人馬事文化財団編集 『図録『馬の博物館開館40周年記念所蔵名品展 馬の美術150選 ―山口晃「厩図2016」完成披露―』』 2017年9月9日、第16図。
- ^ 『千葉市美術館編集・発行 千葉市美術館 所蔵作品 100選』 2015年4月10日。
- ^ 図録(2007)p.93。
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