東濃鉄道キハ20形気動車とは? わかりやすく解説

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東濃鉄道キハ20形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 05:49 UTC 版)

東濃鉄道キハ20形気動車(とうのうてつどうキハ20がたきどうしゃ)は、かつて東濃鉄道駄知線笠原線で使用されていた気動車である。

キハ23の1両のみ存在した。なお、番号の23は21・22が欠番ということではなく、2は形式のキハ20形、3は駄知鉄道の気動車の3号機という意味で、キハ1キハ12との連番である。

概要

駄知鉄道が1933年(昭和8年)に導入した半鋼製日本車輌製のガソリンカーで、偏心動台車と付随台車をもつボギー車機械式)である。両側には鮮魚台(バケット)が設置されている。ガソリンエンジンはウォーケシャ英語版6SRL (79ps) を搭載していた。

ガソリン不足のため、1941年(昭和16年)8月には木炭ガス発生装置を搭載する。1944年(昭和19年)に東濃鉄道が発足した後も引き続き駄知線で運用された。

1949年(昭和24年)に木炭ガス発生装置が撤去され、再びガソリンカーとなるが、翌1950年(昭和25年)に駄知線が電化されると休車となると、機関をディーゼルエンジン・三菱DB5L機関 (105ps) に換装し、1952年(昭和27年)より笠原線に転属となり、1971年(昭和46年)6月13日の笠原線の旅客鉄道営業休止まで運用された。

主要諸元

  • 全長:11,884mm
  • 全幅:2,640mm
  • 全高:3,525mm
  • 自重:13.5t
  • 定員:60名(座席30名)
  • 走行装置
    • 機関:三菱DB5L 105PS/1500rpm(換装後)
    • 変速機:機械式

参考文献





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