東濃鉄道キハ10形気動車とは? わかりやすく解説

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東濃鉄道キハ10形気動車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 05:48 UTC 版)

東濃鉄道キハ10形気動車(とうのうてつどうキハ10がたきどうしゃ)は、かつて東濃鉄道駄知線笠原線で使用されていたガソリンカーである。

キハ12の1両のみ存在した。なお、番号の12は11が欠番ということではなく、1は形式のキハ10形。2は駄知鉄道の気動車の2号機という意味で、駄知鉄道キハ1との連番である。

概要

駄知鉄道が1931年(昭和6年)に導入した、日本車輌製の半鋼製車体を持つガソリンカーで、偏心動台車と付随台車をもつボギー車機械式)である。片側には鮮魚台(バケット)が設置されている。ガソリンエンジンはウォーケシャ英語版6SRL (60.2kw) を搭載していた。

戦時中はガソリン不足のため付随車として使用され、キハ23[1]蒸気機関車[2]に牽引されていた。戦後、ガソリンカーとして復活するが、1950年(昭和25年)に駄知線が電化されると笠原線に転属。付随車として使用され、1963年(昭和38年)に廃車となる。

主要諸元

  • 全長:10,084mm
  • 全幅:2,640mm
  • 全高:3,455mm
  • 自重:9.5t
  • 定員:50名(座席24名)
  • 走行装置
    • 機関:ウォーケシャ6SRL 60.2kw/1500rpm
    • 変速機:機械式

参考文献

脚注

  1. ^ 気動車のうち、キハ23のみ木炭ガス発生装置を搭載して運用されていた。
  2. ^ 1・2(東濃鉄道1形蒸気機関車)、11(元国鉄2850形蒸気機関車)、No.3(元国鉄1225形蒸気機関車



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