東昌寺 (逗子市)とは? わかりやすく解説

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東昌寺 (逗子市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 13:52 UTC 版)

東昌寺
所在地 神奈川県逗子市池子2-8-33
山号 青龍山
宗派 高野山真言宗
本尊 大日如来
創建年 建武1334年 - 1336年)以降
開山 信海
文化財 五輪塔(指定重要文化財)、木造阿弥陀如来坐像(逗子市指定文化財)
公式サイト 青龍山東昌寺-湘南の真言宗の寺
法人番号 2021005007976
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東昌寺(とうしょうじ)は、神奈川県逗子市にある高野山真言宗寺院

歴史

1333年元弘3年)、新田義貞率いる軍勢が鎌倉に侵攻、北条氏一門は東勝寺で自害した(東勝寺合戦)。

当時の東勝寺住職信海は、本尊大日如来を持ち出して脱出、当地に避難し、そこで北条氏の菩提を弔う寺を創建したのが、当寺の起源である[1]。寺の名も同じく「東勝寺」とした。

1637年寛永14年)、鎌倉の英勝寺の末寺となった。英勝寺は水戸徳川家との関連が深い寺である。

その際に、寺の名を、英勝寺と水戸家に遠慮し、「勝」を「昌」に改め、「東昌寺」と称することになった[2]

境内には、国の重要文化財に指定されている五輪塔がある。元々は葉山町にあった慶増院(現在は、浪子不動と統合し高養寺となる)にあったもので、開基の二階堂行然の墓といわれている。1976年昭和51年)に当寺に移転した[1][3]

文化財

  • 五輪塔(重要文化財 昭和28年8月29日指定)[4]
  • 木造阿弥陀如来坐像(逗子市指定文化財 昭和46年12月23日指定)[5]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年、238-239p
  2. ^ 東昌寺の歴史東昌寺
  3. ^ 高養寺(浪子不動)(昭和28年以前)逗子市「逗子フォト」
  4. ^ 五輪塔文化庁
  5. ^ 逗子市内所在の重要文化財指定物件逗子市

参考文献

  • 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年

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