東京都立稲城高等学校
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東京都立稲城高等学校(とうきょうとりついなぎこうとうがっこう)は、東京都稲城市にかつて存在した都立高等学校である。1977年(昭和52年)4月1日に開校し[1]、2004年(平成16年)3月に閉校した。東京都立南野高等学校と統合して、2005年(平成17年)4月に東京都立若葉総合高等学校として再出発した[注釈 1]。都立稲城高等学校の校舎と敷地は都立若葉総合高等学校に引き継がれて活用されている。
注釈
- ^ 都立として4校目の総合学科高校。
- ^ それ以前は京王電鉄が所有していた土地であった[3]
- ^ 校舎が建築中であったため都立狛江高等学校、都立永山高等学校の校舎を借りて実施された[4]
- ^ このころ、物理教師として赴任した米村でんじろうは「いわゆる教育困難校」「生徒は落ちこぼれ。授業中に漫画を読んだり、黒板に向かっている間に数人が教室を抜けたりして、とても授業にならなかった」という状況であったとインタビューにこたえている[8]。また「高校進学の時期になると『あの学校は無くなってしまうらしい』という噂が中学生の間に流れるような状況であった」としている[9]
- ^ 東京都高尾自然科学博物館は、2004年に閉館している
- ^ 開校当初の1977年度は文化祭の実施予定はなかった。しかし生徒の有志の発意により公民館を借りて文化活動発表会が開催されている[17]
- ^ 稲城高校で米村は、生徒全員に手をつながせて行う静電気実験や、高校2年生を対象に「ブーメランの製作と飛行原理」の授業を行った[21]
出典
- ^ a b c d 創立20周年記念誌 1996, p. 5.
- ^ a b c d e f 開校記念誌 1978, p. 2.
- ^ 閉校記念誌 2004, p. 60.
- ^ 開校記念誌 1978, p. 15.
- ^ a b 創立20周年記念誌 1996, p. 6.
- ^ 創立20周年記念誌 1996, p. 13.
- ^ 創立20周年記念誌 1996, p. 63.
- ^ アエラ2007年6月11日号 2007, p. 58.
- ^ a b 第39回応用物理学関係連合講演会物理教育シンポジウム報告 1992, p. 229.
- ^ 創立20周年記念誌 1996, p. 64.
- ^ a b 学校要覧若葉総合高等学校 2013, p. 2.
- ^ a b c d e 閉校記念誌 2004, p. 13.
- ^ 閉校記念誌 2004, p. 14.
- ^ a b c 開校記念誌 1978, p. 21.
- ^ 閉校記念誌 2004, pp. 62–117.
- ^ a b c 創立20周年記念誌 1996, p. 23.
- ^ a b c 創立20周年記念誌 1996, p. 25.
- ^ 創立20周年記念誌 1996, p. 26.
- ^ a b 創立20周年記念誌 1996, p. 33.
- ^ 創立20周年記念誌 1996, p. 69.
- ^ 誤解されているブーメランの原理 1988, p. 247.
- 1 東京都立稲城高等学校とは
- 2 東京都立稲城高等学校の概要
- 3 入学者数と卒業者数の推移
- 4 行事
- 5 参考文献
- 6 関連項目
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