李璟とは? わかりやすく解説

李璟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/15 23:29 UTC 版)

元宗 李璟
南唐
第2代皇帝(国主)
王朝 南唐
在位期間 保大元年3月1日 - 建隆2年6月28日
943年4月8日 - 961年8月12日
都城 江寧南昌府
姓・諱 徐景通→李璟→李景
伯玉
諡号 明道崇徳文宣孝皇帝
廟号 元宗
生年 天祐13年(916年
没年 建隆2年6月28日
961年8月12日
烈祖
后妃 鍾皇后
陵墓 順陵
年号 保大 : 943年 - 957年
中興 : 958年
交泰 : 958年

李 璟(り けい)は、十国南唐の第2代皇帝(国主)。烈祖(李昪)の長男。もとの名は徐景通であったが、南唐建国後に李璟と改名し、さらに後周の臣下を称したあと、後周の信祖郭璟(太祖郭威の高祖父)のを避けて李景と再改名した。

生涯

李璟は南唐の第2代皇帝皇帝に即位した後は、それまで国内政治に力をいれていた烈祖(李昪)の政策を転換して、積極的に外征を進めた。

保大3年(945年)にを、保大9年(951年)にはを滅ぼして李璟は南唐の最大版図を築いた。

しかし、保大15年(957年)に後周の軍が南唐に侵入し、南唐の領域であった淮南を占拠してさらに長江一帯に迫ると、李璟は後周の世宗(柴栄)に使者を送り、和議を申し込んだ。

それ以後は、李璟は臣称して帝号を廃止、「国主」を名乗って後周の年号を用いた。

李璟は政治面よりも文化面で名を残しており、や書に優れ、特に「小楼吹徹玉笙寒」は不朽の名句であり、次代の後主李煜の作品とともに『南唐二主詞』に収録されている。

建隆2年(961年)、李璟は46歳で病死した。

宗室

后妃

  • 正室:光穆皇后鍾氏(鍾泰章の娘)
  • 側室:凌氏(呉国太夫人、李従善の母)

男子

  • 文献太子 李弘冀
  • 慶王 李弘茂(早世)
  • 三男(早世)
  • 四男(早世)
  • 五男(早世)
  • 後主 李煜
  • 鄭王 李従善
  • 鄧王 李従鎰
  • 吉王 李従謙(李従浦)
  • 文陽郡公 李従信
  • 昭平郡公 李従慶(養子、李璟の弟の李景遷の子)

女子

  • 太寧公主
  • 永嘉公主

関連項目

先代
烈祖
南唐の第2代皇帝/国主
943年 - 961年
次代
後主

李璟(李景)(南唐元宗)(演:蘇茂(中国語版))

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:16 UTC 版)

大宋伝奇之趙匡胤」の記事における「李璟(李景)(南唐元宗)(演:蘇茂中国語版))」の解説

南唐皇帝(江南国国主)。五代屈指の名君李煜従善の父。

※この「李璟(李景)(南唐元宗)(演:蘇茂(中国語版))」の解説は、「大宋伝奇之趙匡胤」の解説の一部です。
「李璟(李景)(南唐元宗)(演:蘇茂(中国語版))」を含む「大宋伝奇之趙匡胤」の記事については、「大宋伝奇之趙匡胤」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「李璟」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「李璟」の関連用語

李璟のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



李璟のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの李璟 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの大宋伝奇之趙匡胤 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS