月面電気特性実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:53 UTC 版)
17号で唯一行われた実験の中に、月面電気特性 (Surface Electrical Properties, SEP) 実験があった。この実験機器は2つの装置で構成されており、1つは着陸船の近くに設置される送信アンテナ、もう1つは月面車に搭載されている受信アンテナである。送信アンテナからは、電気信号が発信される。信号は地中を伝わり、着陸船から離れた場所を移動している月面車がそれを受信する。発信された信号と受信された信号を比較することにより、月の土壌の電気的特性を解明することが可能になる。実験の結果は月の石の組成とも矛盾せず、月の地層の表面2キロメートル (1.2マイル) は極めて乾燥していることを示すものだった。
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