曹咎
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ナビゲーションに移動 検索に移動曹 咎(そう きゅう、拼音:Cáo Jiù、? - 紀元前203年)は、秦・楚に仕えた重臣。楚漢戦争期には諸侯にまでなり重きを成した。『史記』「項羽本紀」に記述がある。
経歴
秦の時代は蘄県の獄掾(刑獄の事務官)の地位にあり、罪を犯して逮捕された項梁を庇い、当時の上司だった司馬欣に取り次いで項梁の無罪を勝ち取った。この経緯もあり、秦が滅亡すると項羽から海昏侯・大司馬に任命された。紀元前203年、項羽から成皋の守備を任され、司馬欣と共に防衛していたが、漢の劉邦軍に大敗して司馬欣と共に自害した[1]。
脚注
- ^ 『史記の事典』524頁
参考文献
- 『史記』「項羽本紀」
- 『史記の事典』青木五郎、中村嘉広編著。大修館書店。2002年
曹咎
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「項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)」の記事における「曹咎」の解説
項羽が劉邦から奪った成皋の守備を命じられる。しかし、成皋の奪回に動き出した漢の軍勢の罵詈雑言にはじめは耐えたが、漢軍が自分のみならず自分の父母や祖父母の泥でできた像をも作ってそれを破壊した行為に激怒し、討って出る。しかし、漢軍に包囲されて船上で矢に浴びられて自害して果てる。本作では先述のとおり、史実では共に戦った司馬欣は既に処刑されているため、単独で成皋を守っている。
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